Excelで在庫管理をするには?

Excelでの在庫管理は、商品ごとに1行を用意して入庫数と出庫数を記録し、残在庫を=入庫−出庫の式で計算し、発注の目安となる水準を下回った商品を条件付き書式で色分けする、という考え方で成り立っています。正しく作った表なら、数百点の商品までは有料のアプリに近い働きをします。

本当に必要な列はどれ?

列が多すぎると、表は入力しきれないものになってしまいます。在庫表に最低限必要な項目は、商品コード、商品名、単位、入庫数、出庫数、残在庫、発注点(警告レベル)、仕入単価です。棚・保管場所と最終入出庫日があると、商品を探しやすくなり、ミスも見つけやすくなります。

商品コードを持つことはとても重要です。棚卸表、価格表、発注表の間で照合できるようになります。コードを付けないと、同じ商品が「A4 kağıt」「A4 Kağıt 80gr」のように表記ゆれで増えてしまいます。コードの作り方(カテゴリの接頭辞+連番、バリエーションコード、Excelでの自動コード生成式)は、在庫コードの付け方のガイドで解説しています。

基本の数式

残在庫は =E2-F2。空白行にゼロを表示させないためには =EĞER(A2="";"";E2-F2) がおすすめです。警告列は =EĞER(G2<=0;"TÜKENDİ";EĞER(G2<=H2;"KRİTİK";"YETERLİ")) の構造で十分です。在庫金額は =G2*J2、合計金額は =TOPLA(L2:L300) で求めます。

要注意商品の数を数えるには =EĞERSAY(I2:I300;"KRİTİK")、特定カテゴリ1つの合計には =ETOPLA(C2:C300;"Temizlik";G2:G300) を使います。これらの関数は英語版・日本語版のExcelではIF、COUNTIF、SUMIFという名前です。ダウンロードしたテンプレートはどちらの言語でも問題なく開けます。

発注点アラートの設定

商品ごとに「最低でも何個は手元に置いておきたいか」の答えを、発注点の列に入力します。この数字を決めるときは、1日の平均販売数、調達期間、安全係数を掛け合わせます。1日の販売数 × 調達期間(日)× 1.2 が実用的な出発点です。

次に、ホーム → 条件付き書式で、状態列に色のルールを追加します。ダウンロードできるテンプレートには、このルールが最初から設定されています。

よくあるミス

1つのファイルを全員が開く:同時に2人が書き込むとデータが消えます。共同編集をするなら、ファイルをOneDriveやGoogle Drive上で管理してください。

数式の行が途切れる:新しい行を追加するときは、数式を下へコピーするのを忘れないでください。

バックアップを取らない:月末にファイルのコピーを日付入りの名前で保存しておきましょう。

入出庫ではなく残高を書く:「残り40」と書いて済ませてしまうと、後からミスを見つけられなくなります。すべての入出庫を1行ずつ記録してください。

Excelでは足りなくなるのはいつ?

次のような兆候が出てきたら、表が作業の足かせになり始めています。商品数が数千を超えた、複数人が同時に入力している、店舗・倉庫の数が増えた、バーコードでの素早い入力が必要になった、販売と在庫が別々の場所で管理されている。

この段階では、在庫・取引先・請求書を1か所で管理できるアプリを使うと、時間の節約にもなり、ミスのリスクも下がります。移行してもExcelファイルが無駄になることはありません。多くのアプリが.xlsxの取り込みに対応しています。

よくある質問

在庫管理にExcelで十分ですか?

商品数が数百点までで、入力する人が1人なら、十分すぎるほどです。複数ユーザー、複数倉庫、バーコードのスピードが重要な業務では不足します。

Google スプレッドシートとExcel、どちらがいい?

複数人が同時に入力するなら、Google スプレッドシートのほうが快適です。重い数式や大量データを扱うなら、Excelのほうが高速です。

在庫管理はどこから始めればいい?

まず棚卸をして期首数量を確定し、その後は入出庫をきちんと記録していきます。期首が正しくなければ、表は決して合いません。

このガイドで使うテンプレート

倉庫棚卸・在庫 Excel

システム上の数量と実地棚卸の数量を照合し、不足・過剰・損失額を自動でレポートします。